【ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)】
Q1.ピロリ菌とは何ですか?
A1. 元々胃には強い酸(胃酸)があるため、通常の菌は生息できないと考えられていましたが、1983年ピロリ菌が胃の中に生息していることが報告されました。
その後、色々な研究からピロリ菌が胃潰瘍などの病気に深く関わっていることがあきらかにされてきました。
Q2.感染経路は?
A2. 口を介した感染が大部分であろうと考えられます。また感染率は衛生環境と関係していると考えられ、上下水道が充分普及していなかった世代の人で高い感染率となっています。(日本の調査では40歳以上では約80%の人がピロリ菌に感染しています。)
衛生環境が整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はありません。
Q3.関係する病気は?
A3. ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こしますが、ほとんどの人は症状を自覚しません。胃、十二指腸潰瘍の患者さんはピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の発生、再発、難治性などにピロリ菌が関係していることがわかっています。
Q4.ピロリ菌の除菌とは?
A4. 薬を服用することでピロリ菌を退治する治療を「除菌療法」といいます。ピロリ菌に感染している総ての人が除菌療法を受けなくてもいいのです。日本人のピロリ菌感染者の数は約6000万人と言われ、そのうちで、胃、十二指腸潰瘍になっている人はごくわずかで、この人たちが治療の対象となるのです。
除菌療法とは2種類の「抗生物質」と「胃酸の分泌を抑える薬」の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用する治療法です。
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